MASTERチャーリーです。
日々、「中小企業経営危機救済コンサルタント・自己破産させない本舗」として、
法人・個人問わず借金解決の相談に乗ってます。
昨年、19,700円で販売していたマニュアルを無償配布しています→ https://jikohasan-sasenai-honpo/lp
以前に問い合わせの多い業界ランキングというのを書きました。
1位:建設・建築業
2位:製造業
3位:飲食業
でした。
これらの業界に共通して言える事は、
・設備投資が多額
・一発当たればボロ儲けできる
・反面、外れた時の代償も大きい
・返済さえ無ければ事業や生活は一応成り立つ
という特徴がありました。
ところが最近ご相談の多い業界はこのどれも当てはまりません。
その最近ご相談が多い業界とは。。。マッサージ業界です。
整体院・接骨院・マッサージ院・リラクゼーション、、、資格の違いや保険取り扱いの有無など微妙に業態に違いはあれどマッサージを施すビジネスである事には相違ありません。
従業員も多く抱えなければ、そこそこの箱(テナント)と施術の為の機械設備があれば開業できます。
上記3業界と比べるとイニシャルもランニングもはるかにローコストです。
でも、最近問い合わせが多いんですね。
既に僕のスキームを実践されている方も10人ほどいます。
では、なぜこの業界が厳しいのか調べてみました。
すると。。。東京商工リサーチの調査で、2018年に発生したマッサージ事業者(マッサージ院、鍼灸院、接骨院、整骨院、整体院など)の倒産は93件で、過去10年で最多を記録した――。とありました。
倒産にはお金がかかりますから、「倒産できたのは93件」であって、お金が無くて倒産も破産もできない予備軍も入れるとかなりの数と想定できます。
93件のうち73件は「競争激化による業績不振」だそうです。
厚生労働省の統計によると、2016年現在でマッサージ院、鍼灸院、整骨院、整体院などは全国に計13万6460カ所存在するそうで、全国に広がるコンビニエンスストアの店舗数(18年11月現在で5万5695店舗、日本フランチャイズチェーン協会調べ)のなんと‼約2倍に上るそうです。
調査担当者は「かつては、柔道整復師などの国家資格を取得した人は、既存の治療院で5~10年ほど経験を積んだ後に独立・開業する流れが一般的だったのですが、近年は、政府や地方自治体が創業者を支援する融資制度などを整えているため、卒業後すぐに開業する人が増えている」と治療院が多くなった背景を解説しています。
「(他業種と比べて)設備を比較的簡単に導入できるため、初期投資がしやすいことも開業する人が増えている一因だろう」(調査担当者、以下同)との事です。
また、「以前は人材の供給量を調整するため、国が柔道整復師養成校などの設立数を制限していたが、1998年に規制が緩和され、規則を満たしていれば学校を設立できるようになった。これを機に多くの学校が乱立し、多くの人材が輩出されるようになり、開業する人も増えた」とも指摘しています。
どんなビジネスでもそうですが、他社差別化と一定量の見込み客リストの確保は必須マターですが、充分なスキルと経験がないままに開業できてしまうのが原因の様ですね。
確かに僕の住んでいる片田舎でも、意識して車を走らせるとかなりの数のマッサージ事業者が存在します。
コンビニの2倍以上の数があるのも頷けますね。
マッサージは僕も好きでかかりつけが3軒あります。
大体週1ペースでどこかしらのマッサージにはお世話になっています。
それでもマッサージに使うお金は月に1〜2万円程度です。
一方、コンビニには多い時だと1日に何度も行く事もあります。
1ヶ月でコンビニに落とすお金はマッサージの数倍にはなりますね。
そして、マッサージは日々疲れている人や痛みのある人、中高年などに客層も限られますので、一定のニーズはあるものの業界全体が爆発的に盛り上がる事もなさそうです。
身体に不調を感じない人はほとんど行かないですからね。
それでいながらコンビニの2倍以上の数があるとなると、限られたパイを奪い合うなかなか厳しい業界だという事は容易に想像がつきますね。
そして、上記3業界との決定的な違いは、返済を全部ストップしたところで事業や生活そのものが成り立たないという方も少なくありません。
という事は、事業として全く成り立っていないという事です。
確かに僕の知り合いやご相談をされるマッサージ業界の方で派手な生活をしている方は皆無です。
ものすごい地味な印象を受けます。
そして、労働集約型のビジネスである限り、収入を倍にするためには倍の時間だけ働かなければいけません。
万が一、倍の時間働けるとしても、今度はそれだけ集客もしなければいけません。
僕の社長仲間でマッサージ院を手広く展開している人がいますが、自身は一切施術はせず、知識集約型のビジネスモデルを構築しています。
ですので、僕のスキーム実践者の中には、思い切って業態転換されて別のビジネスを始めた方も半数程おられます。
皆さんが口々に言われるのは「あの時はしんどかった」。
割と低リスクで開業できるという事はそれだけ競争も激化するという事ですね。
会社員の方でせどり・転売系の副業をされて失敗したケースも同じ理屈だと思います。
やはり参入障壁が低かったり、割とリスクも少なく始められるビジネスは、競合も増え差別化が難しくなるという事ですね。
ではまた。
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