MASTERチャーリーです。
日々、「中小企業経営危機救済コンサルタント・自己破産させない本舗」として、
法人・個人問わず借金解決の相談に乗ってます。
以前、19,700円で販売していたマニュアルを無償配布しています→ http://nomore-jikohasan.net/lp
昨日の相談者、Fさんの事例です。
Fさんは介護士として雇われの身で、月の手取りは25万円ほど。
債務総額は550万円で、以前は毎月10万円以上の返済をされていました。
手取り25万円の中からどうやって10万円以上の返済金額を捻出していたかというと、へそくりや自転車操業でなんとか返していたものの、それも底を尽きたそうです。
不動産もお持ちでご家族もおられるとの事でした。
もう数ヶ月来のこのブログの読者さんらしいですが、初回の電話相談のアポを取る際に、4〜5日先の日時をご提示させていただくと、やけに慌てた様子でした。
それで、昨日がその相談日だったのですが、聞けば既に裁判所から職場に給料差し押さえの通知が来ているとの事。
それを上司から問い詰められ、回答に困り、僕との電話の日程を早目に決めたかったそうです。
Fさんは僕のブログを読んで半年以上返済を止めていたそうです。
お聞きするところによると、このブログに「返済を止めても何も起きない」との言葉を断片的に受け取り、自身に都合の良い解釈で独断で返済を止められたそうです。
このブログの長い読者さんならお分かりいただけると思いますが、返済を直ちに止めて良いのは「差し押さえるものが何も無い方」だけです。
ここで復習です。
差し押さえのメインとなるものは、
・(雇われの身なら)給料
・不動産
・銀行口座
です。
Fさんは全部お持ちです。
何も持っていない、所謂「丸腰」の方なら確かに「返済を止めても何も起こらない」という事になりますが、Fさんが返済を止めようものなら、債権者の立場から見れば「差し押さえるものテンコ盛り状態」です。
これまたこのブログの「断片的ないいとこ取り」で、督促の郵便も全部シュレッダー行きだったそうで、債権者が現段階でどの様な動きをしているかも全く掴めていない状態でした。
ですから裁判を起こされて敗訴した事も認識しておらず、職場の上司から問い詰められて、やっと事の重大さに気づいたという始末です。
Fさんは藁にもすがる思いで僕に相談されたのは分かりますが、取れる方策はかなり限られてしまいます。
裁判所から職場に差し押さえの通知が来れば、職場は基本的に断る事はできません。
そうなると、Fさんの取れる方策は2つのみ。
退職するか、自己破産するか、、、
退職は視野に入れておられるそうですが、今月の給料から差し押さえられるのが痛手だとの事。
ボーナス月でもありますから、ボーナスも手取りの4分の1は差し押さえられます。
しかも給与振込の通帳は奥様に握られていて、奥様はFさんの借金の事は全く知らないとの事です。
Fさんご本人が自由に使えるお金は1円もないそうです。
僕のスキームはご家族の協力無しには解決しない事は以前のブログにも書きました。
そして残る1つの選択肢は自己破産ですが、半年以上返済ができない方が弁護士に払う費用を捻出できるはずもありません。
そこで僕はもうひとつの選択肢をご提案しました。
それは。。。「あえて差し押さえをかけさせる事」です。
Fさんの手取りは25万円です。
何社から差し押さえられても給料から6万円強です。
元々、あれこれ1人で工面して10万円以上を返済してきた事を考えれば、給料から6万円が引かれても痛手は小さくなるはず。。。
でも、先ほどの話で、通帳は奥様に握られているので、額面が減れば奥様に借金の事がバレて、あわせる顔がないと仰います。
Fさんは四面楚歌状態です。
周りを見れば敵だらけ…
でも、これはFさんの今までの行動に起因します。
せめて奥様だけにでも現状を共有していれば、次の解決策は見つかります。
ひた隠しにすれば夫婦関係にヒビが入るのは時間の問題です。
奥様の理解さえ得られれば、6万円の手取りが減っても、節約するなり、他で稼ぐ術を見つけるなり、道は開けるはずです。
ですので、Fさんにはまず、奥様の理解を得る事をお勧めしました。
実は、有料スキームにお申込みいただければ、より一層選択の幅は広がります。
でも、Fさんが自由に使えるお金が1円も無い現状ではスキーム費用すら捻出できません。
そして近いうちに差し押さえの魔の手は不動産にも伸びてくる事は容易に想像できます。
Fさんの様なケースで差し押さえるものがたくさんある方は1回の電話相談では賄い切れず、継続的なフォローが必要になってきます。
僕は昨日の電話相談で、可能な限りのアドバイスはさせていただきましたが、債務総額の僅か数%の費用が捻出できないばかりに、家や給料、そして奥様はじめご家族の信用すら失ってしまうのは残念でなりません。
実は最初にFさんから相談をいただいていたのは4ヶ月前です。
その時ならまだ滞納2ヶ月目なので様々な手が打てた事でしょう。
しかし、電話相談のアポを促すと音信不通でした。
その間、Fさんは僕のブログを断片的に読まれて、自身に都合の良い解釈をして放置した結果が現在の状況を呼び込んでいます。
僕はこのブログで何度も言っているつもりですが、、、
差し押さえるもの(給料・不動産・銀行口座など)がある方は相応の対策が必要です。
対策をされずにそのまま放置すると、債権者に身ぐるみ剥がされます。
それだけならまだしも、Fさんのケースでは一家離散の可能性も否めません。
僕自身は口酸っぱくお伝えしているつもりなんですけどね。
結局はちゃんと読まれていないという事は僕の書き方が悪いのかしら
有料スキームを実践されている方は、皆さんきっちり理解されているのですが…
今回のFさんのケースは僕自身初めての経験でしたが、潜在的に「自身に都合の良い解釈」をされている方はまだたくさんいるのかもしれません。
ですので、今後のブログの書き方も含めて僕自身も勉強させていただくケースでした。
Fさんがご家族の理解を得られて、見事に復活される事を陰ながらお祈り申し上げます。
大丈夫です。
給料が減って、家を取られても、愛する家族がいれば、そして命までは取られませんから、ご自身に変わる気があるのであればきっと道は開けます。
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